第154回 芸術作品を巡る旅はいかが?「アートで結ぶ和歌山市」和歌浦エリアその2

令和3年度からスタートした「アートで結ぶ和歌山市」。
和歌山市の和歌浦エリアと加太エリアの各所に、和歌山に縁のあるアーティストによる個性的なウォールアートや芸術作品が設置されています。
前回に引き続き、和歌浦エリアの第2弾をお届けします。

 

「光の輪」  アーティスト:NAZE
グラフィティ出身のアーティストとして幅広く活躍する作者が、和歌山に滞在したのち、思い出や、自身が感じ学んだことを基に制作。“和歌山の記憶を紡ぐもの”として誕生した作品です。場所は和歌浦観光遊歩道です。

 

 

「いかりの鐘」  アーティスト:METAL PARTS FUNCTION
昭和60年代の初め頃、和歌の浦観光協会が作った「夢の鐘」が和歌浦観光遊歩道にあります。当初7つ作る予定だった残りの6つの鐘の完成を目指すプロジェクト第一弾として制作された、船の錨を利用した鐘です。鐘を鳴らすことで、船の錨を海の底へ沈めるように、「腹が立っていることや怒っていることを心の底に静かに鎮めて欲しい」という願いが込められています。場所は萬波です。

 

 

「美の蝶」  アーティスト:Team BISEN(青柳美扇)
書道家・アーティスト 青柳美扇の「BISEN ART」。“美”の文字で制作されたサイズの違う蝶を三層にすることで立体感を表現。風に揺れるさまは、まるで蝶がひらひらと舞っているよう。真鍮の煌めきが幻想的な趣を添えています。場所は萬波です。

 

 

「金屏風『山部赤人』和歌」  アーティスト:Team BISEN(青柳美扇)
奈良時代の万葉歌人 山部赤人が和歌浦を詠んだ、「若の浦に潮満ち来れば潟を無み葦辺を指して鶴鳴き渡る」(若の浦に潮が満ちて干潟が見えなくなり、干潟にいた鶴が一斉に飛び立ち、葦のはえる岸辺へ鳴きながら飛んでいく)の和歌を、金屏風に描いています。歌が描いた躍動感あふれる情景が感じられる作品です。場所は観潮です。