第205回 自宅を購入しようと思います。考えられ得る諸費用とその価格帯を教えてください。
自宅を購入する際には物件そのものの価格だけでなく、さまざまな諸費用が発生します。初めて購入を検討する方は物件の表示価格だけを見て予算を考えがちですが、実際には別途まとまった支出が必要になるためあらかじめ全体像を把握しておくことが大切です。一般的には購入する自宅の種類が新築か中古か、戸建てかマンションかによっても差がありますが諸費用の総額は物件価格のおおむね5%から10%前後を見込むことが多いです。
代表的なものと、まず仲介手数料があります。不動産会社を通じて中古住宅や仲介物件を購入する場合にかかる費用で、価格帯は物件価格の3%+6万円に消費税を加えた金額が上限の目安です。たとえば3,000万円の物件であれば、おおよそ100万円前後になることがあります。一方で、新築分譲住宅などでは仲介手数料が不要なケースもあるのです。
次に契約時に必要となる印紙税があります。これは売買契約書やローン契約書などにかかる税金で、数千円から数万円程度が一般的です。登記に関する費用も重要です。所有権移転登記や抵当権設定登記などを司法書士に依頼することが多く、登録免許税と報酬を合わせて10万円から30万円程度になることがあります。自宅の価格や借入額で金額は変動します。
住宅ローンを利用する場合には、ローン関係の諸費用も必要です。金融機関に支払う事務手数料は数万円の定額型もあれば、借入額の2%前後となる定率型もあります。3,000万円を借りる場合、2%であれば60万円程度になるのです。保証料が必要な商品では10万円から80万円程度かかる場合があります。加えて団体信用生命保険が金利に含まれることもあれば、特約を付けることで追加負担が生じることもあることを理解しておきましょう。