第208回 金利が上がってきました。住宅ローンの種類を詳しくおしえてください。

第208回 金利が上がってきました。住宅ローンの種類を詳しくおしえてください。

金利が上がってきた局面では住宅ローンを選ぶ際に毎月の返済額だけで判断するのではなく、将来の家計変化や返済期間全体の負担まで考えることが大切です。住宅ローンの種類には大きく分けて変動型、固定期間選択型、全期間固定型があります。それぞれ仕組みが異なるため自分の収入、家族構成教育費の予定、繰り上げ返済の可能性などを踏まえて選ぶ必要があるのです。
変動型は、一般的に借入時の金利が低めに設定されやすいローンです。返済中は定期的に利率が見直されるため、低い水準が続けば返済額を抑え安い点が魅力です。一方で、将来上昇した場合には返済負担が増える可能性があります。多くの金融機関では返済額の急激な変化を抑える仕組みが用意されていますが、利息部分が増えることで元金の減り方が遅くなることもあるのです。そのため変動型を選ぶ場合は、返済額が増えても家計に余裕があるか貯蓄で対応できるかを事前に確認することが重要です。
固定期間選択型は、借入から一定期間だけ利率を固定するタイプです。たとえば3年5年、10年などの期間を選びその間は返済額が変わりません。子どもの教育費がかかる時期や収入が安定するまの期間など、一定期間の支出を見通したい人に向いています。ただし固定期間が終了した後は、その時点の条件で再びタイプを選ぶことになります。終了時に市場環境が変わっていれば、返済額が上がる可能性もあるのです。最初の固定期間だけで判断せず、終了後の返済計画まで考えておくことが大切です。
全期間固定型は、借入時から完済まで返済条件が変わらないタイプです。将来の金利上昇の影響を受けにくく、長期的な資金計画を立て安いことが特徴なのです。毎月の返済額が一定であれば、教育費や老後資金の準備もしやすくなります。一方で借入時点では変動型より利率が高めになることが多く、当初の返済額は大きく感じられる場合があることに注意が必要です。