第207回 所有する不動産を貸したいとき、あるいは他者から借りたいとき、不動産会社さんに頼みたいのですが、費用はどのくらいかかるのでしょうか

第207回 所有する不動産を貸したいとき、あるいは他者から借りたいとき、不動産会社さんに頼みたいのですが、費用はどのくらいかかるのでしょうか

こうした疑問は、賃貸を検討する多くの方が最初に感じるものです。不動産の賃貸では貸主側と借主側で負担する内容が異なり、依頼する業務の範囲によっても金額は変わります。
まず大切なのは、不動産会社に何を任せるのかを整理することです。入居者の募集だけを依頼するのか契約手続きまで任せるのか、入居後の管理も継続して依頼するのかで必要な費用は大きく変わります。所有する物件を貸したい場合不動産会社に入居者募集を依頼すると、一般的には仲介手数料が発生します。賃貸借契約が成立したときに支払う成功報酬型の費用で、法律上は原則と貸主と借主の合計で家賃1か月分以内とされています。ただし実務上は契約条件や地域の慣習で負担のされ方が異なるため、事前に確認しておくことが重要です。入居者を早く見つけるために広告料を支払うケースもあります。特に競争の多いエリアや築年数が古い物件では、募集条件を目立たせるために追加の広告費が提案されることがあるのです。
物件を貸したい方が管理業務まで任せる場合は、管理委託料が毎月発生します。管理委託料は家賃収入の数%程度に設定されることが多く家賃の集金、入居者からの問い合わせ対応設備トラブルの受付更新手続きなどを任せられます。自分で管理する時間がない方や遠方に住んでいる方にとっては、安定した運用のために有効な選択肢です。管理内容は会社で異なるため、単に料率だけで比較するのではなくどこまで対応してもらえるのかを具体的に確認する必要があります。一方物件を借りたい場合は、契約時にまとまった初期費用が必要になることが一般的です。代表的なものと敷金、礼金仲介手数料前家賃火災保険料保証会社利用料などがあります。