第207回 熊野古道中辺路のアイドル『牛馬童子像』に会って来ました!
かつて熊野古道中辺路の宿場として栄えた近露(田辺市中辺路町)。田舎の原風景が今も残る集落はのんびりとした空気が漂っています。暖かくなると、世界遺産である熊野古道を歩きに欧米を中心に多くの外国人観光客で賑わい、地域は活気にあふれます。
毎年7月7日は「和歌山県世界遺産の日」。2004年のこの日、「紀伊山地の霊場と参詣道」がユネスコの世界文化遺産に登録されました。
ということで、今回の目的は熊野古道中辺路を訪れ、シンボル的存在「牛馬童子」像(田辺市指定史跡)に会いにいくことでした。牛馬童子は第65代天皇だった花山天皇(968~1008年)が熊野詣を行った時の姿と伝えられており、古道の道中に石像がひっそりと佇んでいます。
目的地への出発点は、国道311号線沿いにある「道の駅熊野古道中辺路」。開設して30年も続く道の駅で、古道を歩く人たちの休憩所としても利用されています。
案内看板によると、牛馬童子像がある場所まで約800メートル。すぐにたどり着くように感じるかもしれませんが、実際に歩いてみると、傾斜のある山道を上り下りするため20分ほどかかります。でも山歩きが初心者の人でも心地よく歩ける道程なのでご安心を。時折差し込む美しい木漏れ日が疲労を癒やしてくれるはずです。
初来訪なら「いつ着くのかな?」と心配になったくらいの頃合いに見えてくる小高い丘がゴール。そこに50cmほどの小さな牛馬童子像(写真向かって左)が鎮座しています。素朴でかわいらしい姿は、「熊野古道のアイドル」といっても差し支えないですよね! 心と身体をリフレッシュしに出かけてみてください!