第154回 中古マンションの購入を考えています。注意すべき点はどのようなことがあるでしょうか。

住居用にマンションの購入を検討しているけど、中古マンションにすべきか新築マンションにすべきか迷っているという方は多いのではないでしょうか。中古マンションのメリットは価格の安さで、実物を実際に見てから購入することが出来るという安心感も魅力です。デメリットは修繕積立金の高さや断熱性能の低さや設備の古さなどがあり、耐震性能が劣る物件も多いです。新築マンションのメリットは、最新設備が施された快適空間で利便性の高い安心安全な暮らしが出来るという点で、デメリットは中古マンションに比べて価格が高く経済的負担が重くなるという点です。経済的な負担の軽さが最優先で、築年数や古い設備や低い断熱性は気にならず将来的にはリフォーム工事・リノベーション工事を検討しているという場合は、中古マンションを購入した方が色々とメリットが多く好都合でしょう。

中古マンション購入における注意点・知っておくべきことについてですが、変動金利型・固定金利型などの住宅ローン金利や住宅ローンよりも金利が高くなるリフォームローンの理解を深め返済のシミュレーションをしておく、築年数が20年を過ぎると中古マンションの価格は変化せずほぼ横ばい状態になるので築年数20年以上の物件を積極的に狙う、地震や台風や洪水や豪雪などによる自然災害の有無をチェックし耐震強度に目を向けたりハザードマップを確認したりなどのリサーチも欠かさない、築年数が大きければ大きいほど中古マンション販売価格は下がるけど仲介手数料をはじめとする諸費用は高くなるので要注意、資産価値を正しく評価し敷地の広さに伴う固定資産税の高さも把握するなどがあります。資産価値が落ちにくい条件の物件を探すことも重要なポイントとなりますし、生活スタイルに応じて住みやすさ・暮らしやすさを重視することも大事です。交通アクセスの利便性や商業施設の多さや治安の良さや自然災害リスクの低さなど、エリアにもこだわって探しましょう。