第151回 リフォームとリノベーションはどのように違うのでしょうか。

住宅関連で目にしたり耳にしたりするリフォームとリノベーションは、どのような違いがあるのでしょうか。リフォームとリノベーションを同じものと考えている人もいますが、これらには違いがあります。リフォームは居住の改築・改装を意味する言葉で、内装に使われることが多いといえます。実はリフォームは和製英語で、日本における表現です。英語本来の意味は改心・改正、そして作り直すなどの意味があります。一方リノベーションは、リフォームよりも規模の大きい改修を意味します。躯体構造に手を加えることもあるので、内装のみにとどまることが多いリフォームとは、かなり規模が違うことがイメージできます。

リフォームにおいては、壁紙の貼り替えや水回りの設備の入れ替えなどが行われます。

目的としては、老朽化した住宅を新築に近い状態へと戻すことが大きいです。つまり住宅の回復と表現することができます。リフォームは躯体構造に手を加えないので、費用や工期を抑えられるメリットがあります。躯体構造の変更はできませんが、デザインを変えられる自由はあります。壁紙のデザインを変更したり、機能性のある壁紙に変更したりすることは可能です。設備をデザイン重視のものに変更する、最新の設備にするなどもできます。

リノベーションはデザインの自由度が高く、必要に応じて躯体構造を変える大掛かりな改修が行なえます。中古物件を使いやすく作り変えるのも、リノベーションの一種です。間取りを使いやすく変更したり、配管の位置を変えて使いやすくしたりするのも、リノベーションでしか実現しないことです。生活動線を変えることが可能なので、部屋と部屋の距離や位置関係、設備の場所や高さなどの不便を解消することができます。リノベーションは費用と工期はかかりますが、不便を解消して便利やデザインなどの魅力を高められるのがメリットです。住宅価値を高めることができるのも、リノベーションならではだといえるでしょう。このように、リフォームとリノベーションには様々な違いがあります。