第150回 注文住宅と建売住宅の違いを教えてください

日当たり・風通しが良くカビ・湿気・ダニとは無縁の衛生的な環境で健康な暮らしを手に入れたい、夏は涼しく冬はあたたかく一年中快適に過ごせる断熱性能、洗濯や掃除や料理がはかどる生活動線を確保し効率的で無駄のない家事を実現させたい、モチベーションを上げてくれるようなお洒落で洗練されたインテリアデザインなど、マイホーム購入時に抱く願望や夢や希望や理想は膨らむ一方です。それを叶えられるかどうかは、事前の入念な準備・リサーチ・シミュレーション・計画にかかっています。
最初に決めるべきことは、注文住宅にするか建売住宅にするかの二択です。どちらにすべきか迷っているという方も多いのではないでしょうか。注文住宅と建売住宅の違いについてですが、注文住宅は土地を購入して家を建てるというスタイルであるのに対し、建売住宅は土地付きの建物を購入するというスタイルです。それぞれのメリットとデメリットについても理解しておきましょう。
注文住宅のメリットは自由度の高さで、デメリットは費用の高さです。住みたいエリアの土地を購入することが出来て建築会社も自由に選べますし、間取りも天井の高さも窓枠の大きさも建具も自由に決められます。オリジナリティあふれるオーダーメイドのマイホームを手に入れることが出来るという点が、注文住宅の最大の魅力です。こだわりすぎて費用がかさみ予算をオーバーしてしまうというのがデメリットで、こだわるべき部分と妥協すべき部分を明確にさせておく必要があります。
建売住宅のメリットはイメージのしやすさと安さと入居までの手軽さ・スピーディーさで、デメリットは建築中に様子を確認できないことと自由度の低さです。一方既に完成している建物なので暮らしのイメージがつきやすいですし、注文住宅に比べると費用も安くなり手続きも簡単で入居までの物理的負担も少なめです。マイホーム購入における失敗のリスクが低くてコストも抑えられるという点が魅力的です。平均的な間取りやインテリアであることが多くなっています。