第140回 家が古くなったのでリフォームを検討しています。何をリフォームしたらよいか、一般的な優先順位を教えてください。

新築住宅も築年数が経過するとさまざまな箇所に不具合が生じて来て、リフォームを検討する人も多いといえましょう。
家が古くなってリフォームを検討しているといっても、何をリフォームすべきなのかよくわからない人も意外と多いのではないでしょうか。
リフォームの種類により高額な費用が必要になりますので、最優先するリフォーム箇所のことを考えておかないと、予算が足りなくなって最初にやるべき箇所が後回しになってしまうといったこともあるので注意が必要です。
住宅の中で最初に不具合が生じやすいのは水回りですが、水回りの設備は年々性能が向上していますので、昔と比べると不具合が起きる年数も長めになります。ただ、水漏れやつまりといったトラブルは長く使っていると起こりやすいため設備が古くなった段階でのリフォームを行っておくと安心に繋がります。
一般的な優先順位は何があるのだろうか。
これを考えたとき屋根や外壁といった住宅の外側のことをも視野に入れておく必要があります。一般的に、屋根塗装は新築から8年後に行う、外壁塗装は新築から10年後に行うなど比較的早いタイミングで塗装リフォームが求められます。
ただ、屋根や外壁のリフォームは塗装だけでなく張り替えや既存の屋根もしくは外壁の上から建材を張り付けるやり方もあります。
塗装の場合は、比較的コストを抑えて施工ができるなどの理由から張り替えを選択せずに外壁塗装や屋根塗装を選択される人が多いようです。
築年数が経過して家が古くなったためリフォームを検討するとなったときは、まずは築年数が10年前後の場合であれば外壁や屋根の塗り替えを検討されると良いでしょう。
外壁および屋根は自然の猛威を直接受ける部分ですから、雨を弾き飛ばすことができる能力も経年劣化により低くなりがちです。
雨が降ったときに外壁にしみ込むような状態は外壁塗装のサインの一つ、雨漏りや建物内部に湿気を入れないためのリフォームを検討されることをおすすめします。