第137回 中古の一戸建てを購入予定です。諸費用はどのようなものが必要でしょうか。
中古の一戸建てに必要な諸費用はいくつかあります。
中古住宅は新築住宅に比べて本体価格が安く、購入しやすいというメリットがある一方で、購入にともなって発生する諸費用があり、さらに割高になりやすいという点を考慮に入れておく必要があるでしょう。
中古の一戸建てを購入するにあたって発生する諸費用は、まず仲介手数料があります。
この手数料は他の諸費用と同じように確実に支払わなければならないもので、さらに業者によっては相場よりも高額に設定してあったり、無料と書かれていたとしても条件が厳しかったりと、料金の上下が激しいものであるため、できるだけ事前に信頼できる業者に仲介を依頼するようにしましょう。
次に火災および地震保険料や、不動産所得税、固定資産税および都市計画税といったものも発生します。
なかでも都市計画税というのは普段では目にしないものであるため、中古の一戸建てを購入する際に見落としがちな諸費用のひとつです。
中古の一戸建てを購入するために発生する諸費用は他にもあり、金銭消費貸借契約書の印紙代や、不動産売買契約書の印紙代といった細かなものも頭に入れておくと良いでしょう。
契約内容によってはこれらの印紙代が手数料に含まれていることもありますが、仲介の依頼をする際にチェックしておくと後々用意せずに済みます。
他に水道負担金、修繕積立基金、融資事務手数料やローン保証料も諸費用に入ってきます。
なかでもローン保証料は、物件価格の2パーセントとなっているため、価格が固定ではないことを念頭に置いておくべきでしょう。さらに司法書士への報酬も費用に換算していくのが大切です。
このように、ほぼ固定されている金額から、物件価格などによって変動する料金もあるため、中古の一戸建てを購入する場合はできるだけ余裕をもった計算を行うのが基本です。