第135回 住宅ローンを借りる予定です。元利均等返済と元金均等返済とはどのようなもので、どのような違いがあるでしょうか。

元利均等返済も元金均等返済も借入金を返済する方法の一つです。

まず元利均等返済とは、毎月の返済額を元金と利息の合計額が同じになるように均等に分配する方法です。
つまり、返済期間が長い場合は毎月の返済額が少なく、返済期間が短い場合は毎月の返済額が多くなります。
この方法は返済計画を立てやすく、毎月の返済額が一定であるため、予算を立てやすいというメリットがあるのが特徴です。
しかし、返済期間が長い場合は総返済額が多くなるため、返済期間を短くすることが望ましい場合があります。
また、最初の数年間は利息の割合が大きいため元金に対する返済割合が少なく、元金が減るのが遅いというデメリットがあるのが特徴です。
元利均等返済は、住宅ローンや教育ローンなどの返済によく用いられる返済方法です。
返済計画を立てる際には自分の収支状況や返済期間、利息の割合などを考慮して適切な返済方法を選択することが重要です。

元金均等返済とは、毎月の返済額が一定になるように元金を均等に減らしながら返済していく方法です。
具体的には元金が減っていくことにより毎月の返済額が少しずつ減っていくため、返済期間が長くなっても、返済額が大幅に増えることがありません。
この方法は借りたお金を返済すると同時に利子分も返済していくため、返済期間が短くなるというメリットがあります。
また、毎月の返済額が一定なため返済計画を立てやすく、返済が予定通り進められるという利点もあるのが特徴です。
元金均等返済は住宅ローンやカーローンなどの大きな借入によく利用される返済方法の一つであり、返済計画を立てる際には、慎重に検討して決定する必要があります。

元利均等返済と元金均等返済は性質が大きく異なります。
元利均等返済は毎月の返済額が一定で返済期間中に支払う利息が最初は高く、後半は低くなる返済方法です。
一方、元金均等返済は毎月の返済額は支払う利息に応じて変動し支払う利息が同じであっても元本が減るため、返済期間中の総利息が少なくなるので元利均等返済は最初の返済期間中に利息が多く、元金均等返済は返済期間中に総利息が少なくなるという違いがあります。