第132回 角地は人気だと聞きます。具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?

第132回 角地は人気だと聞きます。具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?

2方が道路に囲まれている角地は、交差点やT字路に面しているのが特徴で人気があります。
1方のみ道路に面している中間画地と比べて日当たりが良く、採光しやすいというメリットが大きいです。
また家づくりにおいては2方のいずれにも玄関が設置できるので、間取りの自由度が高いのもメリットです。
両隣と後ろが隣家に囲まれないので、窓から見える景色の開放感も魅力です。
人通りがあって死角が少ないことから、防犯面にもメリットがあります。
このように、角地は家づくりの自由度の高さと開放感、防犯のしやすさが主なメリットなので、注文住宅の土地として特に人気です。
道路に面する2方に窓を設ければ、窓開けで効率良く換気をすることができます。
これも隣接する建物が多くても2方に限定されるからで、日当たりと共にメリットになります。
自治体によっては建ぺい率に緩和措置が適用されるので、間取りが制限されにくいメリットが得られます。
あらゆる点に魅力がある人気の角地は、需要が高いことから一般的に資産価値が下がりにくい傾向だといわれます。
つまり将来的に売却することになったときに、購入額と差が小さい金額で売却できる可能性があります。
土地の売却には買い手が不可欠ですが、角地は買い手が見付けやすいのでその点も安心です。
人気の土地は購入希望者が現れやすく価格が比較的高めになる傾向はあるものの、それを踏まえて購入を検討するだけの魅力があるのが角地です。
目立ちやすいことから視線が集まったり、交通量によっては音が気になるといった点はありますが、これらは角地のメリットとトレードオフです。
人通りや車が通るおかげで防犯効果が発揮されるので、角地を選ぶならこうした多少気になるところには目を瞑る必要があります。
角地はメリットとトレードオフを天秤に掛けて、どちらが上回るか判断して購入を決めることになるでしょう。
方角によっては低い建物でも太陽光発電の効果が引き出せるので、省エネとエコの観点からも魅力的です