第126回 プライバシーを守る家を作るにはどのようにすればよいでしょうか。一戸建とマンションに分けて教えてください。

家を購入するのであれば、プライバシーを守る家にする方法を理解しておく必要があります。

一戸建ての場合、外部からプライバシーを守りたいのであれば目隠しとなるようなフェンスや植物を庭に用意すると良いです。
レースカーテンなどで隠すこともできますが、換気中は風が吹いたときなどに家の中が丸見えになる恐れがあります。
大きな窓がある場合はフェンスや植物を用意しておけば、これらが目隠しとなってくれて部屋の中が丸見えになりません。
間取りに関してはリビングと個室の間に廊下を設ける、個室やバスルームに鍵を設置するなどの対策が考えられます。
来客が多い場合はリビングと面した場所に個室や浴室、トイレなどを設置しない間取りを選ぶことも大事です。

マンションの場合はプライバシーを守ることが困難に感じられるかもしれませんが、購入する部屋の選び方を意識すれば問題ありません。
重要なのが、階段やエレベーターに近い部屋を選ばないことです。
住民や宅配業者などが頻繁に通行する可能性があるため、プライバシーの確保が難しくなることを理解しておきましょう。
廊下にメインの居室が面していないことも重要です。
リビングなど家族が話す場所が廊下に面していると、通行人に会話が聞こえてしまう恐れもあります。
そして、外からの視線を遮るためにはカーテンが必須です。
周囲に自宅の位置より高い建物がある場合は、その建物にいる人から覗かれる危険性があります。
高さのあるマンションであればカーテンはいらないと考えず、しっかりと利用するようにしてください。

このように、一戸建てでもマンションでもプライバシーが守れる家にすることができます。
深いことを考えずに購入や建築を決めてしまうと、住み始めてから不便さを感じることになる可能性が高いです。
それぞれの住宅におけるプライバシーを守る家のつくり方を理解し、満足できるマイホームが手に入れられるようにしておくと良いでしょう。