第115回-あずまくんが答える『不動産を購入予定です。来週現地見学に行くのですが、どのようなことに気をつければよいでしょうか。』
気になる不動産物件が見つかったなら、欠かせないのが現地見学ですがここで気を付けるべきチェックポイントをしっかり把握しておくことが大切です。そこで現地見学はどんな部分に気をつければいいのかというと、不動産の利便性や快適性といった周辺環境の情報を確認することにあります。
生活をする上で欠かせない駅までのアクセスや、利便施設・公共施設が近くにあるのか、嫌悪施設や広い空き地がないかも周辺環境をしっかりチェックしましょう。特に近くに広い空き地がある場合、将来大規模な建物が建築されることで住んでいる環境が一変する可能性もあるので、近くに建築予定建物を知らせる看板が設定されているなら、その部分も確認を行うと安心です。
また周辺環境は時間帯や曜日を変えて確認をすることも非常に大切であり、平日と休日、昼と夜では周辺の雰囲気が全く違う場合がありますし、雨が降っている時など天候が悪いと雨水が流れ込む場所や水はけが悪い場所などが把握しやすくなります。不動産を購入すれば何十年と長く住む可能性が出てくるので、色々なケースを想定して慎重に見ることや、当日は事前に地図を確認して周辺の様子を調べておくと、現地に行った時に気になる部分を重点的にチェックできます。
また日本は自然災害が多い国だからこそ、水害など災害に強い地域か知ることも不動産を購入する際に重要となります。建物自体がどんなに耐震性能に優れていても、被災してしまったときに周辺のライフラインが十分ではなかったりでは意味がないため、購入を検討している地域の防災情報も加えて調べておくようにしましょう。
チェックすべきポイントは他にも、不動産物件が新築の場合は未完成物件なのか、完成物件なのかでも確認できる部分が異なります。完成物件であれば実際に外観や、内部の広さや仕様、設備まで細かく見ることができますが、未完成物件でモデルルームを見学するならば、購入を希望する物件の広さや設備、間取りの違いを比較しながら見ることが大切です。特にモデルルームは設備が標準ではなくオプションであることも多いので、こういった点も注意して見るようにします。