第112回-あずまくんが答える『間取り図を見るとき2LDKなどと表記されています。それぞれが何を表しているのかを教えてください。』
アパートやマンションなどを借りたり或いは購入しようと思い探すときには、物件の立地条件や周囲の環境も大切ですが、物件の間取りも大切なポイントになってくるので注意しないといけません。同じマンション内にあっても間取りが異なるので、物件の販売価格や家賃が違うのは日常よくあることです。しかしその間取りについて、イマイチよくわからないと言う人も少なくないのが実状です。
まず間取りを見るとLDKと書かれてあることが多く、これはL、D、Kを全部合わせた造語で、Lがリビング(居間)であり、Dはダイニング(食堂)、Kはキッチン(台所)を表します。つまりそこでは料理をして食事をして、またくつろげる場所が一つのスペースとなっている部屋を指します。このほかにDKはダイニングとキッチンが1つの部屋になっていますが、同じ場所にはリビングの空間がないので、食事を終えてくつろぐときは別の部屋に移動する必要があります。
1LDKとなるとL、D、K以外にもう1つの部屋があるタイプのもので、今はその部屋は洋間であることがほとんどです。一概に1LDKの間取りといってもいろいろなタイプがあり、どのようなものを選ぶかは借りる人の好みや予算、その物件の立地条件により違ってきますが、一般的には1LDKは単身者や二人暮らしなどの人が購入したり、借りたりすることが多いです。2LDKはLDK以外に2つの部屋がある物件で、Lの前の数字が大きくなればなるほど部屋数が多くなるので、大きい物件であることがわかります。
BLはバルコニーであり、WCLはウォークインクローゼットで服や布団を収納できて、人の出入りが可能な高さを有する部屋です。Sはサービスルームであり、窓のない収納スペースを持つ部屋に使われます。UTはユーティリティを示していて、この英語は有用性の意味ですが、不動産用語では浴室と洗面脱衣場がセットになったものを言います。このように間取りに使う用語も独特なものがあります。