第104回-あずまくんが答える『マンションを売却したいと考えています。注意点を教えてください。』

マンションを売却する決意をした時には不動産会社に対して査定の依頼を行いますが、査定の依頼をする際には予め個人的に相場を確認しておくのが大切です。そのように個人的に相場を確認しておく事により、不動産会社から示された査定額に正しい判断ができるようになる上に、今後の資金計画も考えやすくなります。
個人的に相場を確かめる時の注意点として挙げられるのが、過去に行われた取引の情報に目を向けるのと同時に現時点において売り出されている物件の情報にも目を向ける事です。そして、マンションを売却する時には売買契約のタイミングはもとより査定時や引渡し時など様々なタイミングで書類を提出したり提示する必要があるため、事前に必要書類を用意しつつ求められる段階に至るまで把握しておくと円滑です。
書類を提出したり提示しなければならない段階で使用する事ができなければ、購入を考えている方が購入を見送る事例も稀有ではないので、興味関心を抱いてくれた方にきっちりと購入してもらうためにも必要書類の手配は大事です。また、マンションを売却する場合にはリフォームを行ってから売りに出す事例が少なくないものの、リフォームによる変化が売却額に反映されなかったり購入者が購入後に個人的にリフォームを計画している事もあるため、リフォームを行う考えがあるのなら今一度広い視野を持って考えてみましょう。
マンションを売却する際には不動産会社との連携が欠かせない特性上、対象の物件に関する事のみならず協力関係を築く不動産会社を探すのも大切な要素です。経験と実績が多かったり、質問に対して懇切丁寧に返答してくれる、頼もしい不動産会社を選びましょう。