第99回-あずまくんが答える『土地を購入し、マイホームを建てたいと思います。購入費以外にどのような費用が必要になるでしょうか。』
マイホームは購入費が大きく前後に分かれており、購入前には家を買う際に必要となる手数料や税金、そして物件の2割程度の頭金が、購入後は差額支払いと税金、管理費や修繕積立金などがかかってきます。注文住宅の場合は修繕費を徐々に用意していけばよいのですが、マンションの場合は月々修繕費を積み立てるようになるため資金は余裕をもって用意しておかなくてはなりません。
また様々な書類の手数料も高額になることが多いです。手数料は基本的に現金で支払うようになっており、ある程度手持ち金額を用意しておくことが必要となります。
購入費以外の費用では、引っ越し代やそれぞれの部屋の照明、カーテン、クローゼットが備わっていない場合は家具購入のための資金が必要となります。意外と高額になるのが照明とカーテンであり、マイホームの場合、既成のカーテンをつけることができない場合が多いです。既成のものではなくオーダーにするとさらに費用がかさむことがあり、注意しなくてはなりません。
引っ越しに関しても近い場所から引っ越す場合は、家電や家具など最低限のものを運んでもらうようになるので費用はさほどかかりませんが、すべて業者に依頼してしまうと多額の費用がかかります。自分で運べるものは少しずつ運び出すようにし、できるだけ費用がかからないように工夫をします。
このほか地域にもよりますが、隣近所へのあいさつのための品物や庭木の植樹代なども必要です。マイホームの場合外構は別料金となることもあり、その場合はカーポート設置のための費用も用意するようになります。外構費用はこだわればこだわるほどかかり、高額となることが多いことから、どこまでが費用の中に含まれており、購入費以外のものは何があるのかを事前にしっかりと把握しておく必要があります。
なお購入後は毎年固定資産税や火災保険料がかかります。住宅ローンを借りる場合は、火災保険への加入は必須となっているためです。注文住宅の場合は修繕のための費用も少しずつ貯めておくことも大切になります。