第76回 あずまくんが答える『自宅を建築するための土地を見に行きます。どのようなポイントに気を付ければよいでしょうか。』

 自宅を建築するための土地選びは非常に重要な要素の一つで、マイホームを建てる上で避けて通れません。マイホームは一生に一度の買い物といわれているほど、念入りに調べる必要があるので、良い土地と呼ばれる場所を選ぶためにもチェックすべきポイントをしっかり調べておくようにしましょう。土地選びでまずチェックすべきなのが土地の種類で、土地を購入して家を建てる場合地盤が脆弱だと補強工事が必要となります。
 では実際に良い土地の条件とされるのが、地盤が丈夫で災害に強い土地です。地盤の丈夫さは、過去に地盤沈下や液状化現象を起こしているか調べることができるので、脆弱さが事前にわかるようならその場所は避ける必要があります。また日本は天災が多い国だからこそ、土地が災害に強いか調べることが重要で、国土交通省のハザードマップポータルサイトなどを見ておくと、日本全国における自治体が発したハザードマップが見られるようになっているので、その土地が災害に強いのか判断しやすいです。
 また土地トラブルが起こりやすい境界線の問題をクリアするためにも、隣人となる方に立ち会っていただくことができると家を建てる前にしっかり境界線をくぎっておくことが出来ます。反対に気を付けるポイントには、角地だけど道路に接していない場所であったり、目の前の道路に消火栓が置かれていると車庫を作れなくなる可能性が高いです。他にも土地が周囲よりも低い場所にあると、雨水が流れ込んでくる可能性が高いのでチェックしましょう。
 他にも交通アクセスが不便だと、生活をする上で非常に大変な思いをする可能性が高いです。若い間は多少の不便も乗り越えることが出来ても、老後のことを考えると生活のしやすさに繋がる交通アクセスの利便性はきちんと選ぶことが大切です。土地購入は全部自分一人で行うことは難しいため、代理で土地を探してくれる業者を選ぶ方が大半です。ハウスメーカーなら土地探しから協力してくれますし、不動産業者も協力してくれる人は多いです。可能な限り自分の希望する土地の条件や予算、家のプランをまとめておくとスムーズに進めることが可能です。