第59回 あずまくんが答える『分譲マンションに住んでいます。防犯対策を教えてください。』

 分譲マンションの防犯対策として、まず第一にあげられることは、玄関や窓の戸締まりを徹底することです。こんなのは基本ではないかと思う人も多いですが、分譲マンションの場合には戸締まりが甘い家庭が多く見られます。特に1階や2階でなければここまで上がってくることはない、オートロックがあるから大丈夫などという考えがあります。しかしマンションのオートロックも確実なものではなく、隙を見てマンションの内部に入ることは容易にできます。玄関の戸じまりは徹底する必要があります。窓のロックの場合にも、壁づたいにのぼって侵入されるケースも多く見られます。窓のロックの防犯対策としては、センサータイプの補助鍵の設置がお勧めだとされています。窓が開けられて振動が伴った場合には、警報音が鳴るタイプのものもあります。このようなものはインターネットでも簡単に購入することができます。バルコニーの場合には、窓のロックだけではなく、センサーライトを設置するのも一つの手段といえるでしょう。センサーライトがあることで、夜中の犯行を防ぐことにもつながります。
 そして気をつけるものとして郵便受けが挙げられます。郵便受けのこじ開けの被害もいまだに多くあるものであり、中に入っている封書などを物色される被害が多発しています。中には郵便受けに鍵をしまっているという家庭もあることでしょう。特に子供がいる家庭では目立つものですが、これは非常に危険な行為であるためやめましょう。子供に鍵を持たせるのが心配だという場合には、コピーキーを渡しておきましょう。コピーキーであれば万が一なくしてしまってもカギの複製もできないことが多く、被害を最小限にとどめることができます。
 さらに防犯性を高めたいのであれば、ホームセキュリティを導入するのも一つの手段といえます。特に共働きなどで家を長くあける時間があるという場合にはおすすめと言えるでしょう。様々なプランが設定されているので、自分の家庭に見合ったプランを探すことが大切です。