第53回 あずまくんが答える『家を建てようと思います。まず何をすればよいか。』

家を建てる時には手がけて頂く業者を選定すべく情報収集をする事から開始し、情報収集においては雑誌や業者のウェブサイト、既に家を建てた経験がある方など様々な情報源を参考にする事が大切です。
アフターサービスなど長い目で見た時に信頼がおける企業が見つかったら、対象の企業に対して資料請求を行いより一層込み入った情報を得る段階に入りますが、モデルハウスやオープンハウスを行っているのであれば、現場に出向いてお話を聞きつつ資料を頂く方法も良いです。
希望している家を建てて頂けそうな業者を絞り込んだら営業担当の方と直々に面談を行い、家を建てる事が初めてで何をすればわからないといった実情などをお話しながら、プランを制作して頂きましょう。
そして家を建てる場合は住宅ローンを組む事例が多いですが、住宅ローンを組む時には事前審査において建築費用見積書と収入証明、本人確認書類が必要になるので必要書類をしっかりと準備しておきます。
その後パートナーに選定した業者と契約を結び事になるものの、家を建てる際に施主と請負者の間で結ばれる契約は大きな金額のお金が動くため、署名捺印の際には書類の隅々に至るまでしっかりと読み込み、不明な点が存在する時には質問しましょう。
また、仮審査は通過したものの本審査を通過できない事例が時折発生するので、ローン特約を付けて頂くと住宅ローンが通らなかったとしても入金済みの頭金を返して頂けて安心です。
住宅ローンの本契約では工事請負契約書をはじめ敷地の購入契約書、印鑑証明書や実印、金銭消費貸借契約といった住宅ローンの申し込みに際して要する物をきっちりと揃えた上で金融機関の住宅ローンを担当している方とお会いし、書き間違いや不足している書類の有無を確認します。
住宅ローンの本契約が無事に完了した後は1ヶ月から2ヶ月間が過ぎた頃に実際に融資が行われ、同時に住宅の建築も進行していきます。
家が完成した際の完成検査または竣工検査は建築確認申請を許可した機関や設計者、工事監理者などで行われますが施主も同席するとより良いです。