第50回 あずまくんが答える『新築を買うか、中古のリノベーションを買うか、』
新築を買うか中古のリノベーションを買うかというのは、難しい選択です。アドバイスをするならば、家を買うときに何を大事にするのかで選択をすることをお勧めします。
まず価格ということでは、リノベーション工事をするとはいえ使える部分もかなりあるので中古物件のほうが安上がりです。これから何十年も住宅ローンを返済していくことを考えれば、負担が少ない中古のリノベーションを選んで浮いたお金を子供の教育費や家財道具一式を購入する費用に充てたいと思う人もいるでしょう。
建物としての価値や機能を考えると、新築のほうが優れています。外観や内装が美しいだけでなく、耐震や断熱に使われる技術や備え付けの設備が最新のものですし、骨組みなども劣化していません。もし中古のリノベーションで同じくらいの性能にしようとすれば、かなりの費用がかかります。あと建売ではなく注文住宅であれば、間取りを自分のライフスタイルに合わせたものにできます。これから長い年月を暮らしていく家であれば、自分に合った間取りかどうかはかなり重要です。
あとは、どこに住みたいのかで新築か中古のリノベーションかが変わってきます。駅から離れた住宅地であれば、中古住宅がかなりの数でありますからリノベーションができる物件を見つけるのは難しくありません。逆にエリアによっては、中古のリノベーションをしようと思っても良い物件を見つけにくく、新築を買うほうが見つけやすい場合もあります。
このようにどちらにもメリット・デメリットがありますから、アドバイスをするにしても一方だけを勧めることはできません。これから仕事や子育てなどをどうしていきたいのかをよく考えて、決定することをお勧めします。重要とされる点は人によって違いますから、家族ともよく相談し、不動産会社やファイナンシャルプランナーの話も聞いて、最善の選択を行ってはいかがでしょうか。