第42回 あずまくんが答える『家を建てる予定なのですが、鬼門などはどのように考えるとよいでしょうか?』

家を建てるときに、方位にこだわりをもって家相を気にする人は多くいるかもしれません。
中でも一番気になるのが「鬼門」であり、表鬼門と裏鬼門の二つがあります。
表鬼門は「北東」を指し、裏鬼門は「南西」で、二つは対角線上に位置することとなるのですが、その通りに作ることで縁起が悪いとされているのがお風呂や台所、トイレ、洗面所などの水回りに加えて、玄関や勝手口などです。
また、建物のへこんでいる部分や出っ張っている部分が鬼門の方向を向いているのもよくないとされています。
しかし、日当たりや建築予定の敷地や構造上によっては、すべての鬼門を避けることができない場合もありますので、ある程度の妥協は必要となると共に、避けることができなかった場合にも対処法はいくつかありますので実践してみるのがおすすめです。
例えば鬼門にあたる場所は、こまめに掃除をして常に清潔を保つようにしておくことや盛り塩をしておくことで邪悪な気をしずめることもできます。
正しい盛り塩のやり方は、小さめの陶磁器製の器を用意してあら塩を10グラム程度を円錐形を作るように高く盛っていきます。
定期的にあら塩を取り換えることによって効果が期待できますので、一週間を目安に新しいあら塩に交換していきます。
他にも、麒麟や青龍、猿の置物などを置くことや南天を植樹することでも対処することも可能です。
家族にとって良くないことが起きた時には「家相が悪いのではないか?」と疑心暗鬼になりがちですが、よくない家相であるからといってトラブルが頻発するわけではありません。
どんな家であっても、そこに住んでいる人の「気」や「パワー」がみなぎっていればいろいろなトラブルを乗り越えていける力を持ち合わせています。
「家は一生モノ」でありますので家相を気にすることも大切ですが、自分たちが過ごしやすい環境を実現することを第一に考えながら家づくりを始めてみてはいかがでしょう。