第39回 あずまくんが答える『土地の選び方』
住宅を建てる事が決まり土地探しをする際、折込チラシなどで探すことが多いと思います。そのほかには、インターネットで個々が情報収集を行ったり、業者から説明して頂いたりという事が主として行われています。インターネットの情報は法で定められている説明義務の範囲内の事柄に限られている事例が多いので、実際に自身が現場に訪れる事が土地の選び方において大切です。
実際に現場に訪れてみると、説明上では徒歩10分で最寄り駅まで到着するという情報を事前に理解していたとしても、遮断されている時間が長い踏切が存在するといった実情が確認できるようになります。
また、多くの方々は土地の選び方に際して現場に訪れる時には明るい時間帯に足を運びますが、土地の選び方で大切なのは明るい時間帯のみに訪れるのではなく、日が沈み暗くなってから再度訪れるようにする事です。
ベッドタウンのように明るい時間帯と暗い時間帯で著しく人口が変化する地域では1日の中で見せる表情が大きく変化しますし、日が沈み暗くなった時の雰囲気や街灯の様子についても目を向ける事が大切です。
そして、ピンポイントに住宅を建てたいと感じる土地が見つかった際には、近所付き合いなどその場に住宅を建てて生活をし始めた時の日々を具体的にイメージしてみましょう。
周囲に良好な近所付き合いができそうな住人が生活していたり学校や公共施設、公園や病院などが身近に存在していたりすれば小さな子供を育てている家庭でも安心して新居かつ新天地での新生活がはじめられます。
さらに、一戸建て住宅を建てる場合は日当たりが良い環境で、室内にたっぷりと日差しが入り込む住宅の完成を目指す方が多いですが、土地を選んだ際に隣に建物が無く空き地であったとしても、完成後に程なくして大きな建物が完成し日当たりが悪くなる事例がめずらしくないので、隣の土地が空き地であったり駐車場である場合には、今後の建設予定をできる範囲で確認しておくと安心です。