第38回 あずまくんが答える『初級者用、お部屋の模様替えの秘訣』

初級者は部屋の模様替えをしようと考えた場合、つい室内空間に設置してあるソファやテレビなどを移動させてしまいたくなりますが、すぐに物を動かし始めるのではなく事前にしっかりと計画し、計画に沿って配置を変更するようにしましょう。
計画時には現在所有している物の再確認と今後について考えるようにし、残して今後も使い続ける物と処分する物、新たに買い足す物という3つのカテゴリに分けていきます。
各々のアイテムをカテゴライズし終えたら、たとえ住み慣れた部屋であったとしてもスケッチブックに対して見取り図を描き、見取り図を描く時には物の配置に限らず入り口や窓、収納スペースやコンセントの位置についても記す事がポイントです。
一度スケッチブックに模様替えをした後の部屋の様相を記す事によって動線が客観的に捉えられるようになり快適性が増す上に、家具家電を動かしたもののコンセントが使用できないという事が防げます。
こうした模様替えの準備において意識すべきなのは部屋に対し、いかに開放的な雰囲気が与えられるかという点であり、開放的な雰囲気を求める事は模様替えを行いたいと考えるきっかけでもあります。
部屋を元来よりも開放的に見せるためには、入り口から全体像を目にした時に視界を遮る物が無い事が条件なので、模様替えに際しては高さが高い家具を使用しないようにしましょう。
高さが高い家具を引き続き使用していきたい事例では入り口の正面に設置しないようにし、できるだけ入り口と並行な壁に沿って設置するようにすると開放的な見た目になります。
そして、たとえゴミ箱や空気清浄機といった低い物であっても設置しないようにしたり位置を思慮する事が大切であり、その理由は小さく高さが低いものでも見えている床の面積により狭く感じてしまうためです。
また、住み慣れた部屋でも大きく印象を変化させるためには目に入る色も大きく関係するので、クッションなどのファブリックの色を変えたり間接照明を使用して陰影を出すようにすると、新鮮な気持ちになれる事に加え癒やし効果も得られます。