第33回 あずまくんが答える『リビングのフローリングの手入れの仕方を教えてください』

第33回 あずまくんが答える『リビングのフローリングの手入れの仕方を教えてください』

フローリングに用いられている材木は水分に弱い性質であるため、高い頻度で水拭きをしてはならない上に意図せず水気を与えてしまった際にも負担をかけないようにすべく、ワックスを使用して手入れを行いましょう。

ワックスを用いるという事はフローリングの手入れにおいて基本となり、塗布する事によってフローリングに皮膜が生成されるようになるので、フローリングの凹凸を無くすのと同時に汚れや傷から保護してくれます。

しかも、ワックスに含有されている光沢剤や栄養剤により美しい艶と光沢感が得られるようになるので室内空間が上質な印象になりますし、栄養剤の作用によって材木が生き生きとします。

ワックスを使用して手入れを行う際には天気や気候を意識する事が大切であり、最良なのは晴れている上に湿度が低く塗布したワックスが乾燥しやすい日です。

もちろん、塗布するフローリングの表面上には水気が存在していない事が前提となり、水気が無く乾燥状態である様子を確認した上で、薄めを意識しながら均一的に塗り拡げしっかりと乾燥させましょう。

塗布する頻度は少なくとも1年に1度は塗り直すようにし、できるだけ半年に1度の頻度で塗り直すようにするとフローリングの地が露出する前に再塗布する事ができます。

また、半年に1度もしくは1年に1度の頻度で再塗布する際には以前塗布したワックスの上から重ね塗りして構いませんが、3年から5年に1度の頻度でこれまでに塗布したものを剥離する作業を行うと尚良いです。

そのようなワックスを使用した手入れを行いつつ、日頃行うべき手入れとして挙げられるのがフローリングに生じた汚れは放置せずに速やかに拭き取る事です。

些細な汚れであっても放置した時間が長くなるほど落ちにくくなってしまいますし、特に油分を含んでいる液剤に関してはベンジンやアルコールを使用して、叩く要領でシミを除去していくようにしましょう。

そして、拭き掃除をした時には乾拭きを基本としつつ、乾拭きでは落としにくい汚れがある際にはしっかりと絞った雑巾で速やかに拭くようにすると、水分でフローリングに負担を与えません。