第9回 あずまくんが答える『トイレつまりの注意点』
住宅において水回りのトラブル、特にトイレのつまりは厄介です。
トイレのつまりを放置していると、臭いの原因や、水漏れ、害虫の発生の原因にもなり得ます。
本記事では、「トイレにつまりを起こさない予防方法」を紹介していきます。
トイレのつまりを予防するためにしておくべき5つのこと
トイレのつまりを予防するためには以下が重要です。
その①・・・こまめに水を流す
その②・・・トイレットペーパー以外のものをトイレに流さない
その③・・・トイレにモノを置きすぎない
その④・・・ウォシュレットを使用する
その⑤・・・タンク内にモノを入れない
順に解説していきます。
こまめに水を流す |トイレのつまり予防法①
トイレをつまらないようにする最も大事なことは、こまめに水を流す事です。
トイレットペーパーは水に溶けやすくなっていますが、トイレットペーパーを大量にためてから流してしまうとつまる原因になります。
トイレットペーパーを大量に使う場合は、なるべくこまめに流すようにしましょう。
トイレットペーパー以外のものを流さない |トイレのつまり予防法②
次にトイレットペーパー以外の製品をトイレに流さないことも大切です。
水に溶けないものを流してしまうとすぐにつまるので、トイレを使うことができなくなってしまいます。
最近では掃除用品などでも流すことができるものも販売されていますが、トイレットペーパーに比べるとつまりやすいものも多いので、できるだけ流さないほうが良いでしょう。
トイレにモノを置きすぎない |トイレのつまり予防法③
トイレにモノを置きすぎていると、気づかない間に便器内に落ちてしまい、それがトイレのつまりの原因になる場合があります。
また、トイレ内にモノがあふれることにより掃除がしづらくなり、ホコリが溜まる、害虫が発生するなどのリスクも生じます。
生理用品や、消臭スプレーなどどうしてもトイレ内においておきたい物がある場合はなるべく、便器から離れたところに置き、便器内に落ちないように気をつけましょう。
ウォシュレットを使用する |トイレのつまり予防法④
ウォシュレットを使用し、使用するトイレットペーパーの量を減らすのも、つまり予防として有効的です。
さらにトイレットペーパーの使用量を減らすことで、トイレットペーパーの節約、環境負荷の軽減にも繋がります。
タンク内にモノを入れない |トイレのつまり予防法⑤
節水対策としてタンク内にペットボトルをいれる方法などがありますが、これはトイレつまりの原因になるのでやめておきましょう。
タンク内にモノをいれることにより、流れる水の量が減り、節水にはなるのですが流れる水の量が減ることにより、排泄物を「流す力」も弱くなってしまいます。
結果本来想定されているように排泄物やトイレットペーパーが流せなくなり、つまりの原因となってしまいます。
トイレつまりになってしまった場合は、節水した以上に修理費やストレスがかかる可能性があるので、タンク内にモノを入れるのはやめておきましょう。
それでもトイレつまりが起こってしまったときはどうする?
もし、万が一トイレのつまりが発生した場合も水を大量に流さないようにしましょう。
トイレがつまると焦ってしまい、何度も水を流してしまうことがありますが、つまった状態で水を流し続けると便器から水があふれてきてしまい、マンションなどにお住まいの場合では階下漏水につながる可能性もでてきます。
階下漏水しなくても便器のすきまから水がもれてくる場合があるので、つまりがおきた時には冷静に対処する事が大切です。
トイレつまりの解消方法(ラバーカップの使い方のコツ)
つまりを解消するための方法として、ラバーカップなどを使用する方法がありますが、利用する際には周りに水が飛び散ってしまうことがあるので、利用時にはビニール袋などを便器にかぶせるようにしておこなうと水が飛ぶのを防ぐことができます。
念のため、汚れてもよい雑巾やタオルを床に置いておくとよいでしょう。
ラバーカップを使う際には押し込みをする時に力を入れるのではなく、引く時に力を入れる事により、詰まっている部分を引き上げて解消することができます。
使用方法を正しくしないとつまりを解消することができませんので注意が必要です。
つまると冷静な判断ができなくなってしまうことも多いですので、普段からつまりがおきないように細心の注意を払って利用するようにしましょう。