第184回 花のまち・御坊市で花の観光スポットめぐり

第184回 花のまち・御坊市で花の観光スポットめぐり

御坊市では温暖な気候を活かし、多種多様な作物が栽培されています。なかでもスイートピーやガーベラ、バラ、トルコギキョウといった花の生産にも力を入れており、特にスターチスは全国有数の産地です。

そんな「花のまち」では、初夏になると花にまつわるイベントが開催されます。御坊市野口にある『とびやま花しょうぶ園』では、毎年6月になると紫や黄色のハナショウブがたくさん咲き誇り、園を彩っています。見頃のピークが迫っているので、見たい人はお早めに!

同市藤田町にある『北吉田 蓮の郷』では、例年6月から7月にかけて御坊市を代表する花「舞妃蓮(まいひれん)」と、世界最古の花「大賀蓮(おおがはす)」が見頃を迎え、多くの観光客で賑わいます。

「舞妃蓮」とは、地元出身の阪本祐二氏が1966年に大賀蓮と王子蓮を掛け合わせ作出させた御坊生まれの蓮。「大賀蓮」は1951年大賀博士により、千葉県検見川厚生農場地下約6メートルから発掘された世界最古の花。千葉県天然記念物にも指定されています。

今年は『北吉田 蓮の郷』が開園10周年を迎える記念の年。豊かな自然と歴史を感じながらのんびりとした時間を過ごしてみてはいかが?

※掲載写真は過去に撮影したものです