第180回 休日に出かけたい! 和歌山市の花、ツツジが見頃を迎えています

春の日常を彩る花として親しまれているツツジは、和歌山市の花として制定されているのはご存知ですか? 市内各地で古くから自生するツツジは、緑化審議会が市民から募集して1974年2月5日に市の花として制定されました。万葉集にも詠まれ、多品種で鮮やかな花を咲かせる姿は、今も市民の心を癒してくれています。ちなみにツツジが制定された同日に和歌山市の木も制定されたのですが、それは何の木でしょうか? 正解は後ほど。
和歌山市内でツツジを見るなら、やはり和歌山城周辺がおすすめです。毎年4月末~5月上旬、和歌山城南側の三年坂通りに面した空堀に約8000本もの色とりどりのツツジが見頃を迎え、5月中旬には西の丸広場北側に植栽されているキリシマツツジが開花します。色鮮やかなツツジと新緑が織り成す美しい光景はこの時期にしか楽しめませんよ!
県内外から観光客が訪れる人気スポット『道の駅 四季の郷公園 FOOD HUNTER PARK』では25.5ヘクタールの広大な公園で野鳥や昆虫と触れ合い、四季折々の果樹や草花を愛でることができます。なかでも例年話題なのが、西側斜面に植えられているツツジです。長さ約500メートルもの斜面を赤や白、ピンクのツツジがアーチ状に咲き誇る様子は圧巻です。期間は5月上旬頃まで。春らしい爽やかな風に吹かれて、散策してみてはいかがでしょう。
最後に冒頭のクイズの正解は楠の木でした。和歌山市のホームページによると「樹木の中でも最も寿命が長いとされ、常緑広葉樹で枝張りが広く、樹姿の雄大さと成長力の強さは、市勢発展を象徴する」とのことです。町なかで見かけたら注目してみてください。