第138回 紀州おどり「ぶんだら節」の起源とは?

第55回紀州おどり「ぶんだら節」が2023年8月5日(土)に開催されます。昨年はコロナ禍のため中止を余儀なくされましたが、今年は2年ぶりにあのしなやかな舞いが帰ってきます!

ぶんだら節は、荒海に乗り出す江戸中期の豪商・紀伊国屋文左衛門の意気と壮挙をイメージしその名にちなんで「ぶんだら」と名付けられたそうです。
文左衛門を何度も繰り返していううちに「ぶんだら」が出てきた、という一説もあります。
黒潮洗う南国紀州の美しさと豪快さを連想させると同時に、躍動力のある民謡です。

踊りは、昭和44年に市政80周年を記念して作られました。
郷土芸能の育成・市民相互の連帯意識・郷土愛護観念などを願い、誕生したのが紀州おどりです。
(参考:和歌山市役所ホームページ)

例年の開催時では、企業や団体などの参加連が浴衣やユニフォームを身にまとい「正調ぶんだら節」を踊ります。それぞれの優雅な踊りは見どころですが、各参加連が趣向を凝らした出し物は注目ポイントです。
企業マークをモチーフとした巨大オブジェを引き連れたり、マスコットキャラクターが一緒に踊ったり、見ているだけで楽しくなります。
写真は過去に開催された紀州おどり「ぶんだら節」の様子です。
和歌山城周辺が賑わう、夏の風物詩。待望の開催を楽しみに待ちましょう!