第120回 見る? 渡る? 和歌山の橋観光

突然ですが「橋」と聞いて渡るだけと考えるあなたは甘い!
全国には姿形が美しい橋や、素晴らしい絶景を望める橋、ユニークで写真映えする橋など、さまざまな橋が存在します。
近ごろでは橋をテーマとしたWEB特集も多く、観光コンテンツの1つとして注目されています。

水辺が多い我が和歌山県にも大小問わずたくさんの橋がありますよね。
そこで今回は、見ても、渡っても楽しめる橋を集めました。
これを機会にお出かけの時はもちろんですが、身近にある橋にも注目してみませんか?

椿山レイクブリッジ(日高川町)
旧深山村にある椿山ダム湖にかかる長さ200メートルの大きな吊り橋です。緑の山々と青いダム湖とのコントラストが美しいです。橋を渡った湖畔には、きれいな山びこが返ってくる「ヤッホーポイント」があります。大自然の中で身も心もリフレッシュできますよ。

 

かえる橋(印南町)
和歌山でユニークな橋といえば、こちら! 全国でも珍しいかえるをモチーフとした橋です。「考える」「人をかえる」「町をかえる」「ふるさとへかえる」「栄える」という5つのかえるにひっかけ、ネーミングしているそうですよ。春先に咲く菜の花畑と一緒に撮影するのがおすすめです。

くしもと大橋(串本町)
本州最南端である串本町潮岬と大島を結ぶ全長290メートルのアーチ橋(ループ橋部分は386メートル)で1999年に開通しました。車でドライブすると窓からは串本の紺碧の海が一望でき、まさに絶景ロード! 窓を全開にして爽快な気分を堪能して。橋のたもとには展望台があるので、ぜひお立ち寄りを。

和歌山城 御橋廊下(和歌山市)
藩主の生活の場である二の丸と、紅葉渓庭園のある西の丸を行き来する橋で、平成18年に復元されました。長さ27メートル、幅約3メートル。江戸時代には藩主とそのお付きの人だけが行き来でき、外からは姿が見えない造りです。今は自由に通り抜けができるので、お殿様気分で渡ってみてはいかが?

不老橋(和歌山市)
紀州藩10代藩主・徳川治宝の命により作られたアーチ形の石橋です。徳川家康を祀る東照宮の祭礼である和歌祭の時に、徳川家や東照宮の人々が通行した「お成り道」に架けられたものです。橋の欄干部分には雲を文様化したレリーフがあり、そこからのぞき込み写真を撮るのも面白いですよ。