第80回 『友ヶ島の細かすぎるスポットを徹底調査!』

第80回 『友ヶ島の細かすぎるスポットを徹底調査!』

知名度抜群の友ヶ島ですが、まだまだ知られていないスポットがたくさんあります。そこで今回は、細かすぎる友ヶ島のあれこれを紹介。実際に友ヶ島に上陸した時の参考になさってください。砲台跡や灯台だけが友ヶ島の魅力ではありませんよ~。

●海底ケーブル標識(南垂水広場)
和歌山市加太から友ヶ島間の電気・電話線を引いているケーブルが海底の上に横たわっている状態ですが、この線が島のどこから上がっているかを示すための標識として、三角の標識が立っています。この標識と同じものが加太側にも設置されていて、海底ケーブル自体を身近に見る機会がないし、三角の標識を見ることができないので、なかなかレアな光景です。

●石製電柱(第3砲台手前)
昔、野奈浦広場の奥に発電所があって、そこから島の反対側にある探照灯の施設に送電するために設置された電柱。昔ながらの石製の角柱で、上に空いている穴に電線を通して送電していました。探照灯に向かう軍道沿いにも現存しています。

●ライトアップされた弾薬倉庫(第3砲台)
2020年3月に完成した第3砲台内のライトアップ。それまでは暗闇の状況下でも見学できましたが、観光客の安全面を考慮して設置されました。内部の天井に空いている穴は、弾薬などを砲台に揚げるために使用されていました。

●揚弾装置(第3砲台)
同じく第3砲台内部。大砲を打つための弾を地下の弾薬庫から砲座、大砲を据えているところに揚げるための砲弾巻き揚げ機。砲台の中では第3砲台の中に唯一現存しています。写真の部分が砲弾を吊るす滑車になっていて、それが残っています。

●弾置き場のいろは(第3砲台)
第3砲台の砲座ごとにある弾置き場をよく見ると、「い・ろ・は…」と書かれているのが見えます。