第56回 『食べたことある? 海のスーパーフード「アカモク」』

突然ですが「アカモク」という海藻をご存知ですか? カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分をはじめ、整腸作用が期待されるフコダイン、ポリフェノールやビタミンなど、栄養素が豊富に含まれています。美容や健康に良いとされ、近年、注目されている食物です。

和歌山県では由良町沿岸に自生するアカモク。かつては漁船のスクリューに絡みつくなど、厄介ものとして扱われていました。しかし栄養価が高いことがわかり、町をあげて商品化に乗り出しています。味はクセがなくて、ネバネバでシャキシャキ。うどんに加えたり、ポン酢であえるなど、アイデア次第で料理への汎用性も高いです。

このアカモクを食事メニューとして提供しているのが、地元の旅館「平佐館」。釜揚げしらすやアボカドと共にアカモクをトッピングした「あかもく丼」です。アボカドの濃厚感に、しらすやアカモクの海の味わいがマッチしておいしくいただけます。
 アカモクを食べたことのない人は、まずはこのメニューからチャレンジしてみては? 白崎海洋公園へのドライブへの立ち寄りスポットとしてもピッタリですよ!