第46回 『「お菓子の神様」を祀る神社が海南市に!』
皆さんにとって「○○の秋」といえば、どんなイメージですか? スポーツ、行楽、読書…何でも当てはまりそうですよね。なかでもここ数年で定着した秋のお楽しみの1つに、「ハロウィン」を思い浮かべる人も多いのでは? ハロウィンは秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す意味合いの行事ですが、子どもたちが仮装をしてご近所さんにお菓子をもらう風習の方がクローズアップされています。スーパーやコンビニで並ぶハロウィン仕様のお菓子に、どれを買おうか、それとも全部買ってしまうか(笑)、迷ってしまいますよね。そんなハロウィン戦線を賑わす「お菓子の神様」が、和歌山県内のある神社に祀られているのはご存知?
それは海南市下津町にある「橘本神社」。全国でも珍しいみかんとお菓子の神社です。祭神である田道間守公が持ち帰った「橘」は、改良を重ねた結果、現在のみかんになったと伝えられています。昔は現在のようなお菓子がなく、橘の実を加工してお菓子として食べていたことから「お菓子の神様」として信仰を集めています。
毎年4月には「菓子祭・全国銘菓奉献祭」が行われます。全国の菓子製造業者から和菓子、洋菓子などさまざまなお菓子が供えられ、各社の商売繁盛を祈願します。海南市では2019年10月20日(日)に「第3回お菓子まつり」をJR海南駅西側広場で開催予定。お菓子の販売やイベントなどが予定されているので、ぜひ出かけて「お菓子の秋」を堪能してみてはいかがでしょう?