第43回 『トルコに触れ合える空間が串本町に登場!』
“和歌山県串本町とトルコ共和国が友好関係にある”というお話は、和歌山県民の方なら知っていると思いますが、では串本町内にトルコ気分を満喫できるスペースがあるのはご存知ですか? 本題に入る前に、串本とトルコの関係についておさらいしておきましょうー。
1890年9月16日夜、オスマン帝国最初の親善訪日使節団を乗せた軍艦「エルトゥールル号」が、串本町樫野崎沖で強風と高波によって座礁、沈没しました。この事故で580人余りが遭難しましたが、事故の知らせを聞いた地元大島島民による献身的な救助活動により、奇跡的に69人の命が救われ、日本とトルコの友好関係の原点とされています。その後、串本町樫野にはトルコ軍艦遭難慰霊碑が建立され、友好の印としてトルコ記念館が建設されました。
そこで、冒頭のトルコ気分を満喫できるスペースのお話です(←ひっぱり過ぎてすみません)。名前は『タイヨウのカフェ』、場所は国道42号線沿いのTSUTAYAWAY串本店内にあります。個性的で色鮮やかなトルコ雑貨が所狭しと並ぶ空間。トルコランプを備えたのんびりソファ席では自由に本も読めます。ケバブランチなど珍しいトルコメニューやスイーツが楽しめて、まさにトルコ気分を満喫できます。普段なかなか触れる機会のないトルコの歴史や文化。この夏、感じてみてはいかが?