第39回 『こんなにあるぞ! 和歌山のプリンたち!』

牛乳と卵から作られる洋菓子の代表格として、老若男女、みんなが大好きなのがプリン。クラシカルな製法のプリンから、とろ~りまろやか柔らかプリン、焼きプリンなどなどあらゆる味が楽しめますが、和歌山でも全国に負けず劣らず、地元の産品を生かしたプリンが続々生み出されています。

バリエーションとして多いのは、フルーツとの合わせ技。県産いちご「まりひめ」を贅沢にトッピングしたプリンや、みかんの果肉とミルクで仕上げた「みかんプリン」。また、北山村のジャバラの果汁を使ったプリンは、爽やかな味わいがこれからの季節にぴったり。酸味と甘みのバランスが絶妙な梅ジャムを使ったプリンも人気です。

ユニークなプリンとしては、海南のかんぶつ屋さんが考案した「かんぶつプリン」もおすすめ。加太で採れた寒天を使用した「海プリン」は、ちょっぴり歯ごたえのある新食感がたまりません。

長く和歌山で暮らす皆さんにとって、思い浮かぶのは「総本家駿河屋」のプリンでは? 昔から贈答用として親しまれていて、冷蔵庫を開けるとこそっとあったりする、存在感たっぷりのあれ(笑)。甘~いカラメルの記憶がずっと色あせない、老舗ならではの味です。
 お店で食べるのも良し、自宅に持ち帰って、お気に入りのお茶と一緒に楽しむも良し。あなたはどんな味のプリンが好きですか?