第30回 『2019年は紀州藩が成立して400年です!』

平成31年(2019年)は新しい天皇が即位し、新元号となる節目の年。同じくして、和歌山市にも節目の1年が訪れるのはご存知ですか? 

平成31年は、紀州藩が成立して400年を迎えます。元和5年(1619年)、浅野家が安芸国(広島藩)に移されると、時の将軍・徳川秀忠の命により、徳川家康の十男・徳川頼宣が18歳の時、駿府(静岡)から和歌山へ転封し、紀州徳川家の治める親藩・紀州藩が成立しました。
配置された頼宣の所領は、高野山寺領約2万石をのぞく紀伊国37万4000石余と伊勢国の松坂・田丸・白子の三領18万石余、それに大和国1000石余で、合わせて55万5千石余でした。


この節目の機会に紀州藩や和歌山城についてもっと知るなら、城内の一角にある「わかやま歴史館」へ。
2階の歴史展示室では、和歌山城の歴史はもちろん、紀州徳川家に伝来する金印など貴重な資料が閲覧できます。また江戸後期の天守閣をはじめ、本丸、二の丸、西の丸などの外観を再現した映像「よみがえる和歌山城」も必見。この映像を見た後でお城散策をすると、より深く楽しめること間違いなしです。

意外と知らない、紀州藩や和歌山城の歴史、じっくり触れてみてはいかがですか?