第22回 『めはり寿司は日本初のファストフード!?』
古から紀伊半島に伝わる紀南の郷土料理代表格「めはり寿司」。高菜で巻いた大ぶりの握り飯にかぶりつく時、目もつられて張るので“めはり”と呼ばれるようになったと一説で言われています。この食べ応え抜群のめはり寿司の起源を今回は紹介します!
林業の町だった熊野地方。筏の上で舵を取っていた人たちの作業中の手軽な食事として生まれました。塩分や水分もあり食べやすいこと、おかず(漬物)とご飯が片手でサクッと一緒に摂れるということで重宝がられていたそうです。当時はソフトボールほどの大きさがあったとか。朝漬けから古漬けの酸っぱいもの、俵型、寿司型と各家々それぞれの味・形があるのも特徴です。寿司と言っても酢飯ではなく、塩漬け高菜と握り飯の味わいが、素朴ながらもほっとさせてくれますよね。
食べやすく、漬物で腐りにくく、それでいておいしい。先人の知恵が詰まった一品は、片手で手軽に食べられる日本最古のファストフードと言えるかもしれません。
林業の町だった熊野地方。筏の上で舵を取っていた人たちの作業中の手軽な食事として生まれました。塩分や水分もあり食べやすいこと、おかず(漬物)とご飯が片手でサクッと一緒に摂れるということで重宝がられていたそうです。当時はソフトボールほどの大きさがあったとか。朝漬けから古漬けの酸っぱいもの、俵型、寿司型と各家々それぞれの味・形があるのも特徴です。寿司と言っても酢飯ではなく、塩漬け高菜と握り飯の味わいが、素朴ながらもほっとさせてくれますよね。
食べやすく、漬物で腐りにくく、それでいておいしい。先人の知恵が詰まった一品は、片手で手軽に食べられる日本最古のファストフードと言えるかもしれません。