和歌山市和歌浦の商店街「明光通り」を真っすぐ進み、路地を一本入れば、ひと際目立つ漆黒の建物が現れる。かつて「カメラの西本」で長年勤務していた田中公康さんが、同社で一緒に働いていた、であいのりこさんと共に立ち上げたのが『紙一枚工房』です。
モノトーンで統一された空間には、貴重なクラシックカメラや、写真・カメラに関するたくさんの書籍・写真集が並ぶという、写真好きにはたまらない光景が広がります。
「ここにある書籍や写真集は僕の蔵書。気軽に読んでいただけます」と話す田中さん。腰を据えて写真について学ぶのに恰好のスペースです。